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闇従(あんじゅ)さんの日記

(Web全体に公開)

2023年
01月05日
04:44

【視聴】かがみの孤城

 辻村深月原作。。確か持ってたはず。。と掘ってみたらありました。雑誌での連載開始は2013年、単行本初版発売は2017年5月、持っている第4版は7月なので2か月で3回増刷。当時も結構あちこち話題になったというおぼろげな記憶。。ちなみにポプラ社創業70周年記念作品だったらしいですよ。
 それはともかく。いろいろあって2022年にアニメ映画化されました。監督は初期のクレヨンしんちゃん映画とか、河童のクゥと夏休みとか、カラフルの原恵一氏。
 さまざまな理由で不登校になった子どもたち(中学生)が不思議な現象で謎のお城に一堂に会して、自分を見つめ助けあうそんなお話。いじめ関係が多いですけど、より深刻なものもあり。。社会を見つめる目といいますか。。

 友人も言っていましたが、マサムネ(高山みなみ)がちょっと浮いてる感ありました。いやもちろん上手ですけど、こう何と言いますか。なお他は俳優陣多いですけど、重要な役回りの芦田愛菜(突き放すようでそうでもない大人びた子ども的な)、キーマンの一人となる宮崎あおい(包容力高し)、主人公の母麻生久美子(こういう理解ある親ばかりなら良いのに)、などなど皆良い感じでした。

 もうちょっと交流とか各人のエピソード欲しいな、と言うところでしたが尺の都合でしょうし仕方なし(さっきパラパラっと原作読みましたが、特に主人公回りの描写は結構細かい。それぞれの交流場面も多めで伏線は綿密)。。仲良くなる過程とかあまりありませんから、絆は感じつつもほどほどの距離間のままクライマックスへ。

 多分初見でも、物語慣れしてる人は仕掛けなんかすぐわかる感じです。原作だとよりたくさんの気づきのネタが仕込んであります。最後一気に繋がっていくところが良いです。
 どうやら興行的には苦戦してるようなのですけれど、もっと見られていい作品なのかな。。などと。。

コメント

2023年
01月05日
05:29

本屋で買おうかどうか
考えた作品です
この作家さんのはいくつか読んでますが
まだ読んでません
アニメ化は知りませんでした

2023年
01月05日
20:05

2: ミウ

電子書籍でコミカライズを1巻を読んで、文庫の上下巻を買ったんですが、雑誌で連載されていた作品だったんですね。
内容からして。思春期の方が楽しく読めそうだと思いましたが、5年も経過をしていると、懐かしい本になりそうですね。

2023年
01月06日
00:25

3: 葛湯

原作小説の方が描写が細かいのですね。
機会があったら読んでみようかな

図書館は案の定、予約で一杯だった

2023年
01月06日
05:00

>>あおねこさん
本屋大賞取ったとかは横に置いておいたとしても、構成しっかりしてますし面白い作品だと思います。
アニメ企画は。。私も公開決定されるときに「あれ、かがみの孤城アニメになるのか」と思ったくらいにはいつの間にかでした。

2023年
01月06日
05:24

>>ミウさん
ポプラ社が出している月刊のPR誌『asta*』に1年間連載されて、それから大幅加筆修正ののちに単行本出版となったと奥付に書いてありました。ウィキペディアとかにはそのあたり全く書いてありませんね。。
見てても読んでても、若いな―という感じは無きにしも非ずでしたが、時事的なことにはほぼ触れていないので古びにくいのはあるのかなという印象です。
作者曰く「学校とは何か」をいつも追及してるとのことで、そういう意味では自分自身なり子どもなり親戚なりに就学中の子がいたらより身近になるのかも、とは思いました。

2023年
01月06日
05:35

>>葛湯さん
原監督曰く「やはりというか、この小説を劇場で見やすい尺に収めるのはなかなか大変だと判明して(笑)」だったようなので、どう取捨選択するか悩みどころだったよう。
・・逆に言うと削った部分も少なくない、ということですね。

このアニメ企画、なかなかに人の縁があってのことだったことがパンフに書いてありました(『カラフル』と同じようなものになりそうで最初は乗り気でなかったそうな)。そういうこともあるのかーと。