ということでPAの町おこし奮闘アニメ、サクラクエストを完走しました。
ふんだんにあるあるをツッコんできてるので色々刺さります。
要素的には「新しいお土産品づくり」「交流の場作り」「観光協会と商店会(商工会)」「人を呼び込むイベントとメディア」「限界集落のあり方」「バス路線廃止とデマンド型新交通システム」「地元のお祭り」「廃校利用」「自治体合併」というところでしょうか。
基本的に優秀人材がそろっているので、もめるにはもめますがそれなりに良い方向に行きます。国王がはっぱかけて大臣含め他の人たちが積極的になっていく様子を見るのが楽しい。住民がその気になればいろんな施策がうまく回るんですよね。世の中うまくはいかないのが実情ですけど・・。
私は平田オリザ氏なんかがやっている文化主体の町おこし(兵庫県豊岡市、あるいは福島県立ふたば未来学園での取り組みなど。あと隠岐の島町もかな?『あこがれだけで都会に行かせない』は真理でしょう)に賛同的な立場なので、特に廃校になった校舎を使った劇団とかそういうのはいいなぁと。
デマンド交通導入の主役だった教授は、かなりさまざまな施策に明るいようでしたが後までいると強キャラ過ぎるからかあっさり退場・・いい人だったのに。独居と孤独死の提起かもしれませんけど、それだと救急車すぐ来ない問題に繋げないと・・という気が。
どういう視点で見るかによって、感想変わってくる作品なのかなと思いました。単純なお仕事アニメでもないので地味は地味ですけど、良い作品だったかなと個人的には。
蛇足的に私が読んだりしてきた町おこしに関わってそうな本を紹介。
・「里山資本主義」(藻谷浩介)
・「下り坂をそろそろと下りる」(平田オリザ)
・「経済成長なき幸福国家論」(藻谷浩介・平田オリザ)
・「反骨の公務員、町をみがく」(森まゆみ)
・「モンテレッジォ 小さな村の旅する本屋の物語」(内田洋子)
・「もうひとつのモンテレッジォの物語」(内田洋子)
・「まちづくりの哲学」(蓑原敬・宮台真司)
ほか
コメント
08月16日
10:31
1: あおねこ
見ようと思って
まだ見れていません作品です
地味って言えば
確かにそう言える作品かなあ
08月16日
11:09
2: 闇従(あんじゅ)
>>あおねこさん
派手さは・・ないのかな・・と。
繰り返しにはなりますが、2クール使って丁寧に作った作品だと思います。
やっぱり2クールあると登場人物の掘り下げも1人1話くらいかけられますし、エピソードもたくさん盛り込める。その分全体構成は大変でしょうけれど、そこはPAきっちりやってくれました。さすがです。
ぜひ折を見て、間野山のみんなに会いに行ってあげてくださいね。
08月17日
10:54
3: あおねこ
丁寧なコメント返し
ありがとうございます!
丁寧な作品つくりの作品って最近なかったような
あるんだろうけど
演出とかで派手なほうやにぎやかなもので
感じにくいというか
言われてみれば2クールでじっくりと練り込んである
そういう事なんでしょうね
08月18日
19:38
4: 闇従(あんじゅ)
>>あおねこさん
最近は良くて分割2クールですから・・。
あと元々原作が長いので何期もあるとかそういうのが多い気がします。
少なくともオリジナルで2クールやるのはそうそうないはず・・(お金持ちなNHK絡みは別として)
貴重な作品かもです。