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闇従(あんじゅ)さんの日記

(Web全体に公開)

2019年
11月05日
01:22

【視聴】紺碧のアルカディア(6-10回)

ということで、青春アドベンチャー10回シリーズ後半戦。
無事皇帝の座についたアレクシオス4世・・前途は多難。
ちょっとしたいさかいでテオドラとフェリチータはケンカ。
前皇帝の皇后エウフロシュネが暗躍し、
その婿ということになるムルツフロスもコンスタンティノープルの市民を扇動する状況に。
ああ、あとボニファーチョ(モンフェラート候)もですか。こっちもいけ好かない感じのキャラ・・

遠征のため騎士テオドロスは都におらず、あっという間にアレクシオスは囚われの身。
ムルツフロスは陰気で嫌な男な役回り。
地下に閉じ込められた弟アレクシオスを助けてほしい、
テオドラはフェリチータにすがる。
フェリチータは数人の精鋭でもって救出部隊を作り、
都の勝手知ったるテオドラの案内でアレクシオスを助け出しますが・・

やっぱり死んじゃうアレクシオス。
第6話ではすごくフェリチータといい雰囲気だったのに。

毒矢食らってしまいまして。
理想に燃えるいい男は早死に、お約束状態です。
そこを捻じ曲げるとおかしくなっちゃいますし。
さてアレクシオス4世の死にかこつけて、十字軍はコンスタンティノープルへの侵攻を開始。
ボニファーチョ、フェリチータに迫る迫る。嫌われますが。そりゃそうですよね。

この時は騎士テオドロスはコンスタンティノープル防衛で頑張ってましたが、
城壁を破られて万事休す。
皇女テオドラは・・教会で負傷者の手当てとかしてました。おいたわしや。

さてそのころムルツフロスはどうしてたかというと・・さっさと逃げてました。小物感全開で。
十字軍による略奪の中、フェリチータは自分の動かせる船団でもって市民を逃がそうとします。
ボニファーチョが見つけて咎める。ついでに妃になれ、俺は皇帝になるときた。
しつこい男は嫌われます。
でも、要求を呑む代わりに船団を見逃せとフェリチータ。
そこにお爺ちゃん登場。老獪さ満点。孫娘を逃がしながら
ボニファーチョに対して「皇帝を選挙で決めようといったのはあなたじゃないか、ねえ」と。

史実は告げるわけです。
実際、ビザンツを滅ぼした十字軍により建国されたラテン帝国の初代皇帝はボニファーチョではないことを。

で、テオドロスは皇女テオドラとともにニカイアへ。その地で捲土重来を誓う。
亡命帝国ニカイア
この国がコンスタンティノープルを奪還するのはこの約半世紀後のこと。
というところでお話終了。
どうやらフェリチータは、ボニファーチョのところから逃れてニカイアにしばらくいてすぐに商人に戻ったようです。
テオドラはテオドロスと一緒になった模様。

今回も良いお話でした。並木陽さんの次回作にも期待です。