先週の青春アドベンチャー5回シリーズ
名古屋拠点放送局制作
原案は同名の小説『人工心臓』(小酒井不木)で、そこに江戸川乱歩が。。
というもの。
公式サイトのあらすじは以下の通り
探偵小説家・小酒井不木(こさかいふぼく)の葬儀、彼を師とあおぐ江戸川乱歩は不木の書斎で、持病を抱えた彼に創作活動を勧めたことを思い出していた。「先生は僕が死に急がせたのでは」、抱えていた後悔を不木の妻・久枝にぶつけてしまう。咄嗟の告白を久枝に詫びる乱歩に、彼女は「死ということがあればこそ、人間に生き甲斐があるのかもしれません」と呟く。それは、不木の代表作にして日本初の純SF小説と言われる『人工心臓』(大正15年発表)の一節だった。乱歩は久枝に言葉の真意を尋ねる。彼女は淡々と乱歩に答えた、「人工心臓は実在します」と。小説『人工心臓』の物語とともに乱歩は奇妙な世界に飲み込まれていく…。
なお原案になっている小説『人工心臓』は青空文庫などで読めます。
現実と小説の世界が入り交じるような不思議な感覚。
特に久枝の冷たさのような、艶めかしさのような言動がまさに探偵小説の世界。
乱歩作品ってああいう雰囲気あるんですよねぇというような。
乱歩のいる現実世界と、博士と房子の小説世界が同時に進むような作りですが小説世界の方は基本的に原作に沿っていて展開・セリフもほぼそのまま。
そこにオーバーラップする乱歩の現実世界との対比が面白い作品でした。
語りとして落語を取り入れ、噺という体裁も取っているのが心憎い。
5回シリーズは青春アドベンチャーとしても小品の部類ですが、なかなかの良作。
まだぎりぎり聞き逃しサービスで聞けますから、興味ある方は一聴あれ。
コメント
09月27日
16:39
1: あおねこ
これは面白そうですねえ
聞き逃しまだ聞けるので聞いてみます
09月27日
21:35
2: 闇従(あんじゅ)
>>あおねこさん
全5回でさくさくっと聞けるのも○、という気がします。
怪しげな雰囲気を気に入ってしまい2回通り聞いてしまいました。。
感想なども是非に~
09月29日
01:38
3: あおねこ
ヨウツベからDLしました
09月29日
11:05
4: 闇従(あんじゅ)
>>あおねこさん
おお。げっとされましたか。
1時間ちょっとですから、力入れなくてもいいのが良い感じです。