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U96さんの日記

(Web全体に公開)

2020年
01月12日
14:59

戦車が野を轟かせ

 ロシアの戦時歌謡です。元は炭鉱夫の悲惨な生活を歌った歌の替え歌です。替え歌なので、いくつかのバリエーションがあります。



1.
戦車が野を轟かせ
兵士は最後の戦いに向かう
そして若き車長が
頭を撃ち抜かれた
2.
鉄塊が戦車を打ちつける
さらば、愛する乗員よ1
戦車の脇の4つの亡骸が
朝の風景に加わるのだ
2行目のバリエーション:
さらば、親衛隊の乗員よ
3.
戦車は炎に巻かれ
弾薬が爆発しようとしている
皆生きようと望んでいるが
這い出す力はもはや無い
4.
骨組みを持ち上げられ
破片の下から引きずり出され
砲塔からの斉射で
我らは最後の旅路につく
5.
そして電報が発せられて
親しい、近しい人達に知らせが行く
あなたの息子はもう帰らない、2
寄り道に来る事も無いのだ、と
3行目のバリエーション:
彼らの息子はもう帰らない、
6.
老いた母は隅で泣き出し
父は涙を払うだろう
そして若い娘は、若者の
最期の様を知ることもない3
2-4行目のバリエーション:
父は手で涙を払うだろう
そして愛する人は、戦車兵の
最期の様を知ることもない
7.
そして棚の上、黄ばんだ本の中で
写真はほこりをかぶっていく
軍服に身を包み、肩章を付けた男は4
もはや彼女の婚約者ではない
3行目のバリエーション:
戦車兵の制服に身を包み、肩章を付けた男は