信じられないかもしれませんが、アメリカにはロシアのMiG-29を所有して飛ばしている人がいます。
これはイリノイ州クインシーに置いてある、エアUSA所有のMiG-29。
エアUSAは、軍の訓練を請け負う民間軍事会社。
他にフランスのアクロバットチーム「パトルイユ・ド・フランス」で使用している練習機アルファジェットと、先日初来日した民間最大のアクロバットチーム「ブライトリング・ジェットチーム」で使用している練習機アルバトロスも所有しており、これらで空中戦の相手方(アドバーサリー)を務めています。
エアUSAのサイトはこちら。
http://air-usa.com/
そしてこちらは、マイクロソフトの共同創業者であるポール・アレン氏が所有する、複座練習機型のMiG-29UB。
こちらはワシントン州、ボーイング社の主力であるエバレット工場に隣接する、ペインフィールド飛行場(通常はボーイング機のテスト飛行と、ワシントン州空軍の基地で使用)に置いてあります。
ポール・アレン氏は各種の飛行機をコレクションしており「フライングヘリテージコレクション(Flying Heritage Collection)として知られています。
アメリカの戦闘機はもちろん、日本機は零戦二二型と隼I型、ドイツはメッサーシュミットBf109E-3、フォッケウルフFw190A-5にFw190D-9、さらにV-1(Fi103)に幻の有人型V-1(Fi103R)、V-2までと、非常にマニア心のツボを突いたコレクションです。
フライングヘリテージコレクションのサイトはこちら。
http://www.flyingheritage.com/
日本と違い、海外ではこのように戦闘機や軍用機、さらには戦車すらも個人で所有してコレクションしている人が結構いるんですよね。
日本は法律の縛りが厳しいので、たとえば零戦を復元して飛ばすにしても、現実的に不可能な状態(恒常的に飛ばせない)になっています。
コメント
06月30日
13:56
1: 徹甲砲
なんたって日本人が山奥に車や大型ゴミを捨てに行くような感覚で、爆撃機を砂漠に捨てに行くような人らがいる国ですからねえ。
06月30日
16:06
2: U96
中島らも氏のお師匠さんが、自衛隊の幹部に「ほほう、戦車ね・・・あれはいいですな。うちにも庭に1台ありましてね」「・・・そんなはずは・・・」「いえいえ、M何型というのでしょうか・・・確かそんな名前でしたな」と真顔で通した事を思い出してしまいました。
07月01日
19:38
3: 咲村珠樹
>徹甲砲さん
豪快と言えば豪快なお国柄ですが、羨ましくもありますね。
そしてロシアも、森の中に戦闘機や爆撃機、戦車が打ち捨てられてるようなお国柄だったり(^^;
http://labaq.com/archives/51660190.html
>U96さん
国内だと、精巧な61式戦車のレプリカがありまして、いろんなイベントに出ています。
元は映画『戦国自衛隊』のプロップとして作られたものです。
https://www.cybozu.com/sp/1000/item01.html