アメリカ海兵隊の輸送機MV-22オスプレイが、演習で初めて海上自衛隊の護衛艦に着艦しました。
(テレビニュースなので解説に対する細かいツッコミはおいといて)
この演習は定期的に行われている国際共同演習「DAWN BRITZ」。
日米と共に、ニュージーランドやオーストラリアも参加しています。
今回海上自衛隊から参加した護衛艦「ひゅうが」(DDH-181)に、物資やけが人の搬送をする……という設定で着艦した訳です。
これに備えて、アメリカ海兵隊から人員が派遣され、オスプレイの特性や海兵隊式の誘導方法など、様々な項目に関する事前打ち合わせが行われています。
これがその様子(6月6日・サンディエゴ港)。
実際に着艦する様子を見ると、やはりオスプレイは大きく、ひゅうがの幅員ではギリギリな感じですね……。
全長は海上自衛隊で使ってる掃海ヘリMH-53Eとほぼ同じなんで、エレベータに載ることは載るんですが、開いた時の幅が大きい。
だいたい陸上自衛隊で運用してる大型輸送ヘリCH-47を横向きに着艦させるような感じ……恒常的に運用するには、ひゅうがは小さいんですね。
海兵隊が普段利用している、海軍の強襲揚陸艦ワスプ級だとこんな感じ。
ワスプ級は全長257.3m、全幅42.7m。
ひゅうが型は全長197m、全幅33m。
全長で60m、全幅で10mほど、ひゅうがより大きいんですね。
現在建造中の22DDHだと、全長248m、全幅38m。
これでようやく、通常運用できるかな……って感じなので、オスプレイって自衛隊には大きすぎるかもしれません。