11月2日、午後2時より、兵庫県立美術館で聞いてきました。
席に着くと、スクリーンに富野由悠季氏の誕生日をこっそり祝いたいので、協力してほしいと、投影されていました。学芸員の合図で「ハッピー・バースデー」を皆で歌ってほしいとのことでした。
講演内容は応募の時、書いた富野氏への質問に答える事でした。このため、富野氏は時間が無い、時間が無いばかり繰り返していました。講演は90分の予定だったからでした。
やはり、神戸でも毒を吐いていきました。「クリエイターになりたいのだが、その素養というものはどんなものなのか?それを身に着けるには、どんな勉強をしたらいいのか?」「ありません。そんな質問をしてくる人はクリエイターの素養がないのです!」
また、「この展覧会の良かった点、悪かった点は?」「前者はこの展覧会のためにたくさんの学芸員さんが頑張ってくれた事、後者は私の幼少期に見ていたSF映画に関する展示が1点も無かった事。どうやら1点見つかったそうだが、展示までいかなっかたらしい!」
その他、他人の悪口は言わないと宣言していたのに、IOCを名指しで批判していました。
終盤、福岡から学芸員さんがやってきて、皆に合図しました。皆、「ハッピー・バースデー」を歌い始めました。学芸員さんの手でプレゼントが渡されました。図録のデザインをしたデザイナーさんがこれ1枚のために作ったオリジナルTシャツでした。非売品ですよと何度も言っていました。
富野氏は恐縮して、帽子を脱いで、皆に頭を下げていました。
なんでも250名の募集に3倍の応募があったそうです。