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U96さんの日記

(Web全体に公開)

タグ : 三國志

2019年
03月28日
21:33

呉の滅亡(その19)

 280年2月杜預も大軍を率いて南下を開始し、主力は江陵に直進し、その城外に陣地を設けました。彼は参軍 樊顯、尹林、鄧圭、襄陽太守 周奇に兵を与えて長江を西上させて北岸の諸城を攻略させています。また王濬の艦隊によるこの方面の最大の拠点である楽郷の攻略を支援させるために、牙門将 管定、周旨、伍巣らに奇兵800を指揮させて船で長江を渡らせました。管定らは楽郷城外の重要地点に多数の旗を立て、夜は火を灯してあたかも大軍が進撃して来たように見せかけ、心理的に楽郷の都督である孫歆を追い詰めました。これが成功して呉の男女約1万人が投降してきました。孫歆は水軍督 陸景(陸抗の子)を派遣して王濬の艦隊を迎撃させましたが、呉軍は大敗し、陸景は捕虜となりました。周旨、伍巣らは楽郷城外に伏兵を置き、敗走して城内に逃げ込む呉兵にまぎれて楽郷城内に入り、そのまま孫歆の本営に突入し、孫歆を捕らえました。3月25日、王濬の艦隊は楽郷を攻略しました。その結果、呉の平西将軍 施洪らも降伏しました。
(つづく)

コメント

2019年
03月28日
21:47

西陵を攻略され、陸抗が築いた拠点楽郷も落ちる。
残す拠点は、武昌ですか‥

2019年
03月28日
22:05

2: U96

>闇従(あんじゅ)さん
はい。武昌、巴丘、夏口の作戦が残っております。建業を目指すかは指令待ちでした。

2019年
03月28日
22:20

3: 恋刀

U96師へ

ふたたび、失礼致します。

お陰様で作戦、戦術や戦略の大切さや、将の謀略や苦悩を学ばせていただいておりますが、例えば兵士一個人の持つ、戦時の精神状態や痛み、苦しみもU96師ならお解かりでしょうか? 僕の創作の作戦は小隊規模ですし、俯瞰は必要ですが、兵士一個人が持つ、死の恐怖に対する心理状態に大変関心が御座居ます。

いつも 有り難う御座居ます

2019年
03月28日
23:52

4: RSC

もう殆ど勝負にもなっていない感じがします・・・

2019年
03月29日
08:05

5: U96

>恋刀さん
極限状態の兵士の心理に関しては映画「戦争のはらわた」を観るとよいかと思います。最近、デジタル・リマスター化されたので、DVDレンタル店に入荷していると思います。

2019年
03月29日
08:07

6: U96

>RSCさん
まだ呉には精鋭部隊、青巾兵が残っております。

2019年
03月29日
13:11

7: 恋刀

U96師へ

こんにちは、失礼致します。

探して観てみます!

いつも 有り難う御座居ます
失礼致しました。

2019年
03月29日
19:57

8: CAOCAO

この件に限らず劣勢側の戦略で毎回疑問に思うことがあるのですが、ここでも「北岸の諸城を攻略」とあるように、呉は小城に兵を散らばせていたということでしょうか

最初から小さい城を放棄して楽郷に兵を糾合すればもう少しましな抵抗ができたのでは…という気がします

まあ、補給や連絡を担うなど、どうしても放棄できない支城だったのかもしれませんが…

2019年
03月29日
21:02

9: U96

>恋刀さん
今、戦場を舞台とする創作をしているのですね。今日、いい文献を見つけました。
「シナリオのためのミリタリー事典」坂本雅之著 SBクリエイティブ刊

2019年
03月29日
21:04

10: U96

>CAOCAOさん
私は少数の兵で遅滞戦術をしていたのではないかと思います。

2019年
03月30日
04:53

11: 恋刀

U96師へ

お早う御座居ます、失礼致します。

メモさせていただきました。
現時点では僕の創作は単なる異能日常系です。
戦場におもむくのはまだまだ先で御座居ます。

いつも 有り難う御座居ます
失礼致しました。

2019年
03月30日
05:31

12: U96

>恋刀さん
まあ2千円くらいしますので、立ち読みでもいいかなと・・・