7月22日(日)、西宮市のボードゲーム・サークル「カブト会」にお邪魔してきました。
今般のウォーゲームはアメリカのコロンビア・ゲームズ社の「ユリウス・カエサル」です。コロンビア・ゲームズ社は積木システムのみのゲームを販売しているメーカーです。積木システムとは、木の駒に兵科マーク、戦闘力、戦力等を印刷したシールを貼り付け、それを立てかけて、相手から戦力が分からないようにして、戦場の霧を再現するシステムです。戦闘が始まると倒して初めて戦力が判明します。
「ユリウス・カエサル」は紀元前49年~45年に起こったローマ内戦をテーマとしています。2人のプレイヤーはカエサルとポンペイウスに分かれて都市を占領していきます。クレオパトラも登場します。最初ポンペイウス側で挙兵しますが、もし戦闘で戦力ゼロになると戦力1で敵側に寝返ります。ついでながら、冬になると勝手にアレクサンドリアに帰ってしまいます。
プレイには互いに7枚カードを引いて、1枚を選んで捨てます。先行後攻を決めるには1枚カードを選んで、同時に見せ合います。イベントカードだった場合は先行になりますが、両者イベントカードを出した場合は没収です。移動ポイントと補充ポイントが描かれたカード同士だった時は移動ポイントに勝る方が先行、両者同じ移動ポイントの時はカエサルが先行となります。先行プレイヤーは先に移動ポイントを消費して移動(原則、街道沿いに隣りの都市へ移動。隣りの都市が敵占領下でなければ、さらに隣りの都市へ移動できる。1級街道は1移動ポイントで4駒まで移動可。2級街道は2駒まで)してもよいし、先に補充ポイントを消費して徴兵(戦力は最低値で出てくる)をしてもよいし、戦力の回復をしてもかまいません。敵のいる都市に入ったら戦闘です。戦力と同じ数のサイコロを振り、戦闘力以下の数が出る度に1ダメージを与えます。1ダメージを受けた場合、正方形の駒を90度回転させて、戦力の低下を示します。都市には勝利得点のつく都市があり合計すると13点です。ゲーム開始時、カエサルは1点分、ポンペイウスは7点分都市を支配しています。全5ターンで10点先に獲った方が勝者です。5年目の最後にどちらも10点に達しなかった場合はより勝利得点の多いプレイヤーが勝者です。同点だった場合、ローマを支配しているプレイヤーが勝利します。
サイコロで私がカエサルを担当することになりました。カード運に恵まれ、先行を取れたので、3移動ポイントを消費して、計10駒をローマに突入させました。その後は海で小競り合いが2回ありました。このゲームでは造船所のある都市を占領すると軍艦を建造でき、9つに分けられた海域の制海権を巡って海戦をすることもできます。制海権を取ると陸上ユニットを海上移動自在になります。2回の海戦に勝って、いい気でいると残りのカードが1枚になってしまいました。カードが尽きると1ターン終了です。ターンの最後に冬が来ます。1都市で越冬できるのは3駒だけです。あと1枚のカードでローマに集中させた駒をバラケさせなければなりません。3駒以上残っていると除去されます。もちろん来年になれば、徴兵して再編させることも可能です。私のカードの移動ポイントは2でした。もう夕方だったので、これで潮時と思い、投了しました。
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