第二次対戦中、ドイツから賞金首になった船がありました。それはイギリスの客船クイーンメリー号(初代)でした。これほど活躍した商船はありません。大戦中、のべ76万5千人の将兵を乗せて大西洋を横断しました。
1回の航海で夏季には1万5千人以上、冬季には1万2千から3千人を乗せることができました。
1万5千人以上乗せると、兵員を一度に就寝させることができませんでした。半分ずつに分け、食事も1日2食。1食を6回に分け、食堂の効率化を図りました。
チャーチル首相も米英首脳会談のおり、この船で大西洋を3往復しております。
この船を撃沈すれば、一挙に1個師団相当を葬ることができます。さらにチャーチル以下政府首脳、および軍首脳を一度に葬るチャンスもあります。
ヒトラーはクイーンメリー号を撃沈したUボート艦長に対して、鉄十字章と25万ドル相当の賞金、ドイツへの凱旋帰国の3つを約束しておりました。
コメント
02月11日
23:22
1: 咲村珠樹
その第二次大戦中のRMSクイーン・メリー号を描いた映画です。
クイーン・メリーのライバルだったフランス・CGTのノルマンディー号は、アメリカに接収されてUSSラファイエットになったものの、ニューヨークで改装中に火災を起こして沈んだんですよね……。
米海軍の引き上げレポートです。
そういえば、RMSタイタニック号の姉妹船、ホワイトスターライン(現:キュナード)のRMSオリンピック号は逆に第一次大戦中、ドイツのU-103を体当たりで沈めたことがありましたっけね。
その解体に向けて最後の航海に出る姿を伝えるニュース映像(1935年・カラー)もついでに。
02月12日
14:46
2: U96
>咲村珠樹さん
参考になります。
興味深い映像ありがとうございました。
02月12日
17:48
3: やまとしマン
色々な船が存在していたのですね。
02月12日
18:45
4: U96
>やまとしマンさん
説明が足らずすみません。大戦中、ドイツは商船破壊に海軍戦略を集中したのです。