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三塚井遙さんの日記

(Web全体に公開)

タグ : 日記

2014年
06月01日
22:45

人体ってすげえなあ、という話(富士芝桜祭り、後編)

(前回日記の続きです)

 さて、本栖湖から西湖のあたりまで歩くことにした遙さん。まあ走れと言われたら無理でしょうが「歩き」ならきっと何とかなるでしょうと思い、歩き始めました。


 左右を青木が原樹海に挟まれた国道をてくてく歩きます。ええ、樹海に囲まれているから富士山とか絶景とか全然見えませんがなにか?といった状態です。


 とりあえず40分くらいで精進湖に到着精進湖では自然遊歩道に入ったのですがこれが失敗。長いし足場は舗装されていないし、肝心の湖は全然見えないし。しかも出口から少し進んだらちゃんと精進湖の絶景スポットが国道からすぐの場所にありましたよ。ええ。なんか疲れてきてどうでもよくなってきたので精進湖はなにも見ず、そのまま自販機でスポーツドリンクを買って歩きを再開しました。


 途中電動自転車で走っている人を見て「ああ、富士急行は山梨県の交通機関としての自覚があるのなら渋滞の影響を受けないレンタサイクルをどうしてやらないのかなあ?」というごくまっとうなことを考えたりもしましたがとにかく歩く。なにせ青木が原樹海に囲まれているので「歩いた!」以外に書くことなんてありません。


 そして本栖湖から二時間半くらい(うち30分は迷い込んだ精進湖の自然遊歩道)歩いてようやく富嶽風穴に到着。ああそうそう、ここまでずっと国道は富士芝桜祭りに行く車で渋滞していましたよ。
 さて、ここでどうするべきか考えたのですが、ここは一応は行ってみたいと思っていたところなので入ることにしました。
 入ると…寒い、マジ寒い。本当に洞窟ですよ。しかし歩きすぎで足が痛かったので天井が低いところをしゃがみながら歩くのが大変でした。

 そして出てきて次何をしようか考えていたら一時間に一本のバスが目の前を通り過ぎました。もうなにもかもがどうでもよくなったので目の前の売店で富士宮ヤキソバを食いました。それから1時間時間をつぶさなければ・・・ということで西湖コウモリ穴に移動。ここでは洞窟でコウモリは見えませんでしたが、色々なコウモリの写真が展示されていたのでそれはなかなか興味深く見させてもらいました。


 そこでしばらく待って河口湖駅行きのバスが来たので乗りました。このバス、観光客向けに「レトロバス」なんぞとして売り出していたのですが、おかげで木のベンチに布を敷いただけ、のような座席……旅行でネカフェを宿にしたことは何度もあるけどその私にもきつい、寝るのに。

 寝ていたら河口湖駅に着きました。そして散々な目にあったのでお土産とかなにも買わずに、そのままタイミング良く10分くらいで電車が来たのでそのまま乗って帰りました。


 今まで色々無茶な旅行はしてきましたが、ここまで散々な目に遭った旅行は初めてです。ええ、電車には渋滞って概念はないですからね、基本。


 後は旅行ガイドで「富士山の近くで富士山の見えるお風呂に入ろう」とあったんですが、時間も金を使いたい欲求もなかったので、一週間後、自宅の近所のスーパー銭湯に行きました。天気が快晴ではなかったので富士山は見えなかったんですがね。