(この記事は地図を見ながら読むことをお勧めします)
今から二週間前(私が筆不精なので書かずにこんな時間が経ってしまいました)富士五湖に行ってきたのでそのことを話そうと思います。
私が富士五湖に行こうと思ったのは「あれ?そういえば河口湖には何度か行ってるけど全部オヤジの車で富士急行乗ったことね?」と思いついたのがきっかけでした。(これだから乗り鉄は…)
というわけで河口湖に(富士五湖のうち電車の駅があるのはここだけ)行くことは決定したのですがそれで何をすべきか…ネットで調べて見たら「富士芝桜まつり」なるイベントがあるらしいのでそこに行くことにしました。ちょうど行った日はネットによるとピークであるとのことでしたし。
このことを両親に報告するとオヤジが「俺も行きたいから車だしてやろうか?」と言い出したのですが私は「富士急行乗りたいから!」と拒否。旅の前日に世界遺産富士山フリーきっぷを確保して準備万端!
というわけで出発の日、朝5時半に家を出て出発。町田で乗り換え、八王子で長野色の115系に乗り(なんてどうでもいいことだ…)いつも通る時は夜が多い中央本線を西に移動。予想以上の田舎ぶり(そういえばドライブの時もこの区間は人家とかめちゃくちゃ少なかったなあ)にびっくり。
大月で富士急行に乗り換え。富士急は元JR205系の車両(埼京線(?)のお古)で、旅情もへったくれもないロングシート車でした。でも富士山の絶景スポットでは車掌が解説してくれたりしましたし、中央本線と違って並走する国道とその沿線がよく見えたのであまり田舎のような印象は受けませんでした。
さて、河口湖駅に着きました。河口湖駅では芝桜まつりの会場への直通バスに乗り換えるのですが、時間があったので土産屋をひやかして…いたら……なんかバス乗り場にすげえたくさん客が!こんなん乗れるんかいって並んでました…………。
幸いバスには乗れましたが…立派に満員といえるレベルの混雑ぶりです。しかも当然立ち……いやこれはここから先の地獄の始まりに過ぎなかったのだ……。
バスに乗ったはいいいが渋滞渋滞渋滞……まあ年にどれだけあるかわからんピークだからそりゃあ混むわなあって話ですよね、冷静に考えれば。バスに乗っていた時間は時刻表のおよそ3倍です!駅にスタッフをあれだけ配置しておきながらこの渋滞情報を客に教えないという無神経さには言葉がない。正直駅の時点でこの渋滞ぶりを知っていたら私は旅行の予定を全部書き換えましたよ、ええ。
そしてそれだけのバスの遅れのせいで芝桜を見るのに用意していた時間は全て使い切ってしまいました。なので旅行の予定にしたがってまつりの会場からおよそ3キロ離れた本栖湖まで歩き!
ええ、歩きです。それ以外の交通手段はヒッチハイクしかないですからね。(正直ここですぐバスに乗ってUターンしておけばよかったと深刻に後悔しています)
さて、まだ元気が残っていた遙さん。本栖湖に到着。予定のバスが来る時間にはバス停にいないといけないので、本栖湖はちょっとしか見れませんでした。でも間近にみると水がすごくきれいでのんきにカヌーをこいでる人がいたりして来て見てとてもよかったと思いました。
そしてバス停で前の売店で買った巨峰ソフトクリーム食いながらバスを待っていたのですがバスが30分待っても来ない…。売店の人に聞いてみたらバスが来たとも来てないともいう……どうやら芝桜会場への超絶渋滞のせいでバスの時刻表がめちゃくちゃになっているらしく、後どれだけ待てばバスが来るのかまったくわからない状態のようです……。
地図を見ればおわかりのように、本栖湖はぶっちゃけ湖のまわりの国道以外人工物がないといえばわかりやすいような場所。困った遙さんはとりあえずご飯を食べました。山梨名物のほうとうです。味は…前食べた専門店のほうとうは馬鹿みたいに量がおおかったけどうまいしやすいしでよかったんだなあと思いながら食べました。
そして地図とにらめっこしてこれからどうしたらいいか考えていたら…一時間に一本河口湖駅へのバスがくるバス停(本栖湖に来るバスは2-3時間に一本)までおよそ10キロ…あれ?歩けね?と気がつきました。なので歩くことにしました。(以下後編)