…以下は、大正時代のケチャップを使用しないチキンライスです。
[4人分]
鶏肉 400g
玉ねぎ 200g(大1個)
にんじん 400g(2・1/2本)
白米 960g
サフラン 少量
ドミグラスソース 適量
バター 少量
スープ(コンソメで可) 適量
作り方(その1)
1、バターを入れた汁鍋に、二分角(約6ミリ角)くらいに切った鶏肉と、細かく賽の目状に切った玉ねぎ・にんじん、少量のサフランと水で研いだ白米を入れ、火にかけ、ちょっと煎る。
2、1にスープを加えて、少し硬いくらいのご飯に炊きあげる。
3、2を皿に盛って、ドミグラスソースを少しかけ、食卓に出す。
作り方(その2)
1、ご飯に鶏肉を入れずに炊いて、鶏肉は5枚(およそ100gのかたまり)に卸して形を整え、ドミグラスソースで煮込んでおく。
2、ご飯を皿に盛って、その脇に鶏肉1切れとソース(ドミグラスソース)とを添えて食卓に出すこともある。
出典:海軍経理学校・森田廣教官『調理法教科抜粋』(大正~昭和初期)より
コメント
08月16日
22:22
1: たうん
一瞬、麺がよそってあるのかと。
ケチャップを使わないのが主流だったのですか?
08月16日
22:39
2: フウゼン
正直ケチャップが好きじゃないのでこっちのほうが好きだったり
08月16日
22:43
3: U96
>たうんさん
昭和17年度のレシピにケチャップを使わないチキンライスが記載されております。並行して作られたと考えます。
08月16日
22:45
4: U96
>フウゼンさん
私もケチャップはあまり好きではありません。
…それにしてもこのメニュー、まるでハッシュドビーフみたいですね。
08月16日
23:38
5: REW
牛肉の代わりに鶏肉使ったハッシュドビーフっぷりも謎ですが、題名の「海軍経理学校」が謎です。
海軍の経理って何をするのでしょう。
大人数を育成する必要があるのですか?
08月17日
00:12
6: U96
>REWさん
庶務・会計・被服・糧食を担当する要員を育成する機関のようです。大人数はいると思うのですが…
08月17日
01:29
7: META
ケチャップが無いと、
ただの鳥飯なんじゃ……。
08月17日
04:49
8: U96
>METAさん
ケチャップがないと、ただのサフランライスですね…
08月17日
10:04
9: REW
>>庶務・会計・被服・糧食
なるほど。
漠然と戦略単位に事務や経理が数名みたいな印象でした。
上場企業や指定都市の役所みたいな数が必要なんですね。
08月17日
10:55
10: U96
>REWさん
戦艦「大和」は2500~3000名乗り組んでいました。それらの生活を管理する担当者が必要だったのです。
…つまらないことですが、ヘルメットは鉄帽という名前になってから、被服の分類になったそうです。
08月17日
18:10
11: 不在中
海軍経理学校ってあるんですね∑(=゚ω゚=;)
初めて知りました!
ケチャップを使用しないチキンライスにも驚きでした。
08月17日
19:15
12: U96
>セリ(時計屋)さん
海軍経理学校については、また詳細を書きたいと思います。少々、お待ち下さい。
08月17日
20:11
13: ちはや
そういえばサフランって少量でも恐ろしく高価ですが……、日本で作ってたんでしょうかね。
08月17日
21:43
14: U96
>ちはやさん
ビルマあたりから輸入していたのではないかと思います。現に私もタイ北部から歩いてミャンマー国境を越えて、サフランを市場で購入しました。
08月17日
22:19
15: ちはや
なんと!?
サフラン美味しいのでどばどば使いたいのですが、値段がネックなのです……、現地で買い付けると安いんだろうなぁ。
08月18日
03:28
16: U96
>ちはやさん
はい。安かったです。ちなみにカレー用と他の用途用の2種類があって、色があきらかに違いました。