おたくMk2

タグ : 日記,ゲーム

2014年
11月05日
01:02

５分で投げたゲームの話

この日記はエロゲーの話ですが、今回は１８歳未満お断りな話はしませんので安心してお読みください。　


　前回もエロゲーの話をしたので今回もエロゲーの話でここに書きたいと思った話をします。テーマはタイトルにもある通り「５分でやめたエロゲー」の話になります。まあやったのは体験版だったので金銭的な被害はないし、精神的ブラクラもなければすぐやめたので時間も大して無駄にしてない、とダメージは極めて少ないんですが。
　書こうと思った理由は単純で世の中、つまらんゲームはあるが、実際にプレイ開始５分でゲームを投げるという体験を実際にしたことのある人は極めて希有だろうと思いましたのでその経緯を書こうと思った次第。まあ私は５分で投げましたが世の中には「太平洋の嵐　戦艦大和、暁に出撃す」のように「タイトル画面を見た瞬間電源を切りたくなるゲーム」という想像を絶するシロモノもあるそうですが……。



　さて、話題のソフトはエフォルダムソフトというメーカーの出した「恋騎士PurelyKiss」という作品になります。
　このゲーム、始まったらまず、主人公とその妹が「騎士になるための学校」へ向かうシーンから始まります。その途中でひったくりを目撃し、その犯人を捕まえるために主人公が奮闘…となるのですが、ここで問題発生。ひったくりという犯罪を前に登場人物たちは「騎士に連絡を」というのですが、ここで遙さんの脳内に「なぜ騎士？警察じゃないの？」という巨大な疑問が発生し頭から離れなくなりました。この作品の世界は中世ヨーロッパ風…なんてことは全くなく、どう見ても風景が現代日本だったというのが大きかったのでしょう。
　「まあきっと後で説明が入るべ」とどんどん疑問が指数関数的に肥大するのを脇に置きつつプレイ…したのですが……ひったくりが解決した後世界観の説明が始まるかと思いきや騎士がいるのは当然！といわんばかりに登場人物たちは会話によって物語を進めようとする………この辺で私の脳みそのメモリは前述の「なぜ現代日本ベースにしか見えない世界で騎士？警察はどこに行った？」というでいっぱいになってしまいフリーズ、これ以上はプレイできん！となってしまいそのまま体験版はゴミ箱にポイされました。

　 まあ「お約束をお約束と受け入れず、一介のプレイヤーに過ぎない私が自分勝手な屁理屈を勝手にこねまわしたせいで自爆した」だけなんですが、そんな理由により私はこのゲームの体験版をプレイ開始５分で投げました。似たような経験（この段落の「」内の内容）は別の作品でもありますよ。それも世間では名作扱いされている作品で。


　以下話題転換。
　世の中には「もっともつまらないゲームを探し出そう」という奇特な人々も存在します。参考 http://www60.atwiki.jp/kotye/わたしも面白いので現在唯一話を追っている２ちゃんねるのスレになりますが。

　この「つまらないエロゲー」を探している人たちによって、「銃騎士cutie bullet」なる エロ画像の数が標準的なエロゲーの半分程度、そのせいでグループ会社の偉い人がニコ生で謝罪会見をし炎上、という作品が見出されました。

　決定的なきっかけになったのはこの作品になりますが他の様々なクソエロゲーたちを目の当たりにした人々によって「騎士モノ、とりわけ騎士＋学園モノのエロゲーはクソゲー」と いう共通認識が今年になって広く行きわたりました。
　「騎士のヒロインと仲良くしたい」という情熱がクリエイターにもユーザーにもあるのですが、その手の作品は往々にして「日本の伝統にない騎士」という存在を世界観に組み込むための努力を怠るのでつまらない作品になる、とはっきりと理由づけがなされています。現在では「騎士もののエロゲーがある、これはきっと（つまらないエロゲを探す人的に）いい作品に違いない」とか言われてしまう現状。「エロラノベのほうがよっぽど適切に騎士属性を扱ってるわー」と言われてしまう現在……。５分で投げてしまうのは必然だったのかもしれません。