以前、「リンゴの咲く頃」という歌を紹介しましたが、ロシア語の元歌をみつけました。日本語版では男性が女性を思う歌でしたが、原詩では女性が男性を思う歌でした。ついでながら、リンゴの花はこういうものだったのですね。
Лучше нету того цвету,
Когда яблоня цветет,
Лучше нету той минуты,
Когда милый мой придет.
Как увижу, как услышу -
Все во мне заговорит,
Вся душа моя пылает,
Вся душа моя горит.
Мы в глаза друг другу глянем,
Руки жаркие сплетем,
И куда - не знаем сами -
Словно пьяные, бредем.
А кругом сады белеют,
А в садах бушует май,
И такой на небе месяц -
Хоть иголки подбирай.
Мы бредем по тем дорожкам,
Где зеленая трава,
Где из сердца сами рвутся
Незабвенные слова.
За рекой гармонь играет -
То зальется, то замрет...
Лучше нету того цвету,
Когда яблоня цветет.
りんごが花開くとき、
その時に勝るものは無し
愛しい人がやってくる時。
それを目にすると、それを耳にすると、
私の中ですべてが語り始める、
私の心のすべてが輝く、
私の心のすべてが燃える。
私たちは互いに見つめあい、
熱い腕をつなぎ合う、
何処へかは知らず、
酔った人のように、そぞろ歩く。
庭の周りは白く見え、
庭の中では青春が燃え上がる
空には月が輝いている
針をも拾い上げられるほどの
私たちは小道をそぞろ歩く、
草が刈り取られていない小道を、
忘れられぬ言葉が、
心からほとばしり出ようとする小道を。
川の向こうでアコーディオンが鳴っている
あるときは響き始め、あるときは鳴り止み…
その色に勝るものは無し
りんごが花開くとき
コメント
09月27日
23:16
1: 咲村珠樹
リンゴの花はきれいですよ。
弘前によく行ったりするので、品種ごとに花が微妙に違うのも面白いところです。
あと、お茶の花もなかなかきれいです。
ツバキ科なんで、白い小振りなツバキみたいな花が咲きます。
09月28日
07:47
2: U96
＞咲村珠樹さん
詳細な解説ありがとうございます。
では画像の花は日本では見られないということですね。
09月28日
18:12
3: ミル✩マスカラス
ロシアの歌にはどこか物悲しいものが
多いですよね。厳しい寒さを耐えしのいできた
力強さも兼ね備えていますけど。
09月28日
20:18
4: U96
＞レッドハンニバルさん
確かに零下50度になりますからね。
でも夏は暑いですよ。
ついでながら、在日ロシア人が日本の家は冬が寒いと言っております。私はロシアの戦時歌謡を多く取り上げてきましたが、だんだん戦後の物に移行しております。
私はロシア好きです。これからもどんどん取り上げますよ！
09月28日
21:11
5: まりもJr.@☆玲奈推し☆
ロシア語の発音について詳しい訳ではないのですが…なんとなくイタリア語に似てる気がしました。
日本ではリンゴ自体の赤をテーマにすることが多いイメージですが、国が変われば題材とするものも変わってくるのですね。。。
09月28日
22:02
6: U96
＞まりもJr.@☆玲奈推し☆さん
はい。ロシア語は母音が豊かです。イタリア語と似て不思議はありません。ついでながら、ロシア人は外来語が好きですので、ロシア語自体、イタリア語からの影響はあるのでは？と思います。古い建築はみなイタリア人に頼んでつくってもらいましたし・・・
ポーランドの歌はいかが？これは聞いたことがあるはずです。
「シュワ・ジェヴェチカ（若い娘が行った）」
１ 若い娘が森へ行った 緑の森へ
緑の森へ 緑の森へ
若い娘は狩人に逢った とても陽気な狩人に
とても陽気な狩人に とても陽気な狩人に
（コーラス）
どこに住んでるの お家はどこだい
あの娘はどこにいるの 俺の恋する娘は
通りを見つけたぞ 家を見つけたぞ
娘を見つけたぞ 恋するあの娘を
２ いとしの狩人さん とても嬉しいわ
とても嬉しいわ とても嬉しいわ
あなたにバター付きパンをあげたいわ でも私食 べちゃったの
でも私食べちゃったの でも私食べちゃったの