まず最初に断っておく、信じる信じないは勝手だが私は大学の専攻の関係で現代宗教にちょっと関心があるだけの一般人である。
さて、先日アニメ映画「仏陀再誕」を見た。
なんていうか場のノリというか勢いで、大学の仲間と上映会をすることになったのだ。
このアニメ…簡潔に一言で説明すると「宗教団体幸福の科学が自分達の教義に基づいて制作した映画の一つ」である。なお、幸福の科学制作映画の例にもれず、作中の幸福の科学総裁大川隆法にあたる人物の声はイケメンボイスを誇る声優子安武人があてていることも追記しておく。(どうでもいい話であるがこのキャラクター、名前が「空野太陽」って名前なんですよね。……同じ音の名前のエロゲー声優がいるせいで名前が読まれるシーンで吹き出すのをこらえるのが大変でした)
さて、感想であるが……一言で言うなら「「宗教団体が作った」という噂から連想されるほどトンデモな内容ではない」というのが率直な感想である。 (幸福の科学という宗教団体が制作したことを偽って他人に見せていいという意味では決してないので注意)確かにUFOが東京を爆撃するシーンはあまりの唐突さと荒唐無稽さに見ている全員が吹き出したが、そのシーンの唐突さ以外は基本的にライトノベル原作の神話伝承元ネタ和風ごった煮ファンタジーに親しんでいる人間からすれば全然許容できる。もう一種の仏教を元ネタにしたファンタジーだと割り切れば一般向けでもいける気がする。「仏陀再誕伝説」がで元ネタで不思議の力はその生まれ変わりの証拠、悪魔は三毒のパワーを持って世界征服をたくらむ、とw
……でもなあ、このアニメの制作に携わったであろう真面目な信者達に、現代のアニメ制作者たちには必須(に近い)能力である自分達のつくったキャラクターの18禁同人誌の作成を見逃すような心の広さはないんだろうなあ……金かかってる分立派な出来だからもう少し「アニメ映画作品」として見てもらえればいいのに、と思う。財布に余裕があればねw
でもツタヤにおけば良くも悪くも一部で話題になってるからそこそこ借りてもらえると思うよ、マジで。
以下、学問的な視点として思ったことを羅列
・大川隆法に当たる人物、空野太陽がバトルシーン以外で言葉を発することが極めて少ないのが印象的だった。
・宗教により家族観は様々だが、幸福の科学は家族観は保守なのか?映画のストーリーもそう思わせるものだったし豪華キャストが全体的に男性声優より女性声優が芸歴が短い人が採用されているように見えた。
・ 車で移動するシーンの背景は本当に東京を移動しているかのような印象を受けるレベルで東京を再現しているが、ストーリー中にはそれ以外の場所が出てこない。
コメント
01月29日
23:55
1: フウゼン
そういや他にも、最後の審判<ファイナルジャッジメント>とかありましたね
無駄に声優に凝ってて見てみたいような見たくないよう感じですw
01月30日
07:34
2: 退会済ユーザー
近所のツタヤとゲオに一本づつ置いてます~~
・・・目立たない処にい~~
02月13日
14:17
3: 三塚井遙
>>フウゼンさん
そういえば「幸福の科学の映画いっぱいあるけどどれを見ましょうかねえ」と言ってもめましたね。
02月13日
14:18
4: 三塚井遙
>>倶利伽羅さん
いいなあ、置いてあって。レンタルで見れるなら見たほうがいいと思いますよ、ネタとしてw