潜水艦乗組員は航海中は、交代で当直します。潜水艦では航海当直と言わず哨戒直と言います。行動自体がパトロールと考えられているからです。ついでながら真珠湾の米海軍潜水艦慰霊碑には「未だ哨戒中」と刻んでいます。
当直の責任者は当直士官ではなく哨戒長と呼ばれております。潜水艦で当直がないのは艦長と副長のみです。その代わり、艦長が寝ている間は副長が発令所に詰めています。
6時間の当直後は12時間非番ですが、自由に寝ていられるわけではありません。昼間は訓練があるし、厳しい演習では非番のときにも総員配置がかかることがあります。余裕のある航海では、18時から6時まではゆっくり過ごせます。もっとも、交代はすぐできるわけではありません。哨戒長や哨戒長付は、事前に状況を把握するため、15分から30分前には発令所に行きます。交代後も次直の仕事が軌道に乗るまで残って様子をみます。
そのため、30分から1時間程度は犠牲になります。
哨戒長を監督する艦長や副長がそのロスを緩和してくれれば、哨戒長たちは、楽ができます。
コメント
04月20日
19:34
1: 退会済ユーザー
月月火水木金金を軽く凌駕していますな・・・
04月20日
19:41
2: U96
>倶利伽羅いちろうさん
18時間で予定を組むので、当直の時間帯はしだいにずれていくのですね。
04月21日
17:30
3: RSC
水兵たちのまとめ役の士官がいると聞きましたが、どの役職でしょう?
04月21日
19:05
4: U96
>RSCさん
准海尉ではないかと思います。