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U96さんの日記

(Web全体に公開)

2014年
01月30日
19:08

質問!

 今日、学校で質問を受けました。「戦時中、徴兵検査の時、陸軍に行きたいか海軍に行きたいかは聞いてもらえたのでしょうか?」
 私は「聞いてもらえないと思います。海軍は志願しないと無理でしょう。なぜなら、陸軍は出身地別に部隊を編成します。海軍は全国から人材が集まります。それに海軍は技術を必要とする所ですので、だまって、徴兵検査に行くと陸軍行きでしょう!」と答えました。しかしながら、ウィキペディアを見てみると、海軍は志願制だが、陸軍が一括して海軍の人材も集めていたとあります。徴兵検査で「私は海軍に行きたいです!」と言えないこともないのでは?と思いました。きっと勇気が要ると思いますが・・・
 その他、「陸軍と海軍はどちらの兵力が多いのですか?」とも聞かれました。私は「少なくとも太平洋戦争直前は陸軍の方が多かったと思います。それには2つ思う事があります。1つは地政学者マハンへの信奉。もう1つは燃料が石炭から石油が主力になる事を見抜けなかった事です。マハンの『海上権力史論』にはいかなる国も陸軍大国と海軍大国の両方になる事はできないとあります。どちらを選ぶかとなると陸軍大国でしょうね。日本は大陸の権益は絶対手放したくないでしょうから。実際、日本の目は第1次大戦でドイツ領だった南方の島々を手に入れるまでは大陸に向けられていました。燃料に関しては見抜けなくて当然なのです。日本は東北地方と樺太で石油が出ますが、輸入石油が国産石油を追い越したのは、支那事変後です。南方の油田より大陸の石炭の方に目がいってしまいます!」・・・などと自論をぶってしまったのですが、根拠となる出典はありません。
 どなたかこの2つの質問について教えて下さい!

コメント

2014年
01月30日
19:26

1: D.Sider

その前に教えてくれ
まさかと思うけど
戦争体験者に生の話聞いたことあります?
だいたいの場合、どのように徴兵されor志願して
どのような部隊に配属になった~って話から始まると思うけど・・・

2014年
01月30日
19:32

2: U96

>D.siderさん
すみません。ありません。
身内に従軍経験者がひとりもいないのです。

2014年
01月30日
20:04

今まで訊いたところでは、希望すれば海軍、しなければ自動的に陸軍に入営する方式だったようです。
親戚で兄弟で陸海軍に分かれた人がいるのですが、ボート部にいた方は「船に乗りたいから」で海軍に行き、もう一方は「船酔いするから」と陸軍に行きました。
また、中国で戦死した祖母の弟は、元々乗馬をしていたので、そのまま騎兵になりました。

それと、第2の質問ですが、どこの国も大概、陸軍の人数が一番多くなります。
というのも、艦船の数は限られていて、それに応じた人数にならざるを得ないのですが、陸軍はとにかく「人が資源」の側面があり、特に歩兵はいくらいても構わない……という感じです。
まぁ、陸地がものすごく少ない海洋国家であれば、海軍にリソースが割かれるケースもあるでしょうが……。

ちなみに、現在の自衛隊でも総員(2013年3月31日現在)22万4526人のうち、
陸上自衛隊 13万6573人
海上自衛隊 4万2007人
航空自衛隊 4万2733人
と、陸上自衛隊が6割を占めています。
(出典:平成25年度防衛白書・資料83)

2014年
01月30日
20:26

4: U96

>咲村珠樹さん
ありがとうございます。
今、手持ちの文献を広げていますが、終戦時の陸軍兵力は547万人。海軍兵力は169万人とありました。艦船の話は納得です。内地の海軍施設課も数はたかがしれているでしょうしね。ありがとうございました。