昨年、私は印刷の職業訓練校にかよっておりました。そこでいつも食事を一緒にしていた女性にロシアのエイゼンシュティン監督の「イワン雷帝」のDVDを貸したのですが、「息子に観せたら、喜んで、次は『戦艦ポチョムキン』をリクエストしたい!言っていた」と言われてしまいました。
探し回りました。そして京都で見つけました。淀川長治さんの解説つきでした。一緒に探してくれた先輩に「千円で買えました!」と報告したら、先輩も喜んでくれました。ニコニコしながら、女性の元に持っていったのですが、返却時には無常にも「プロパガンダ臭かった!」でした。
話はそれでおわりではありません。しばらくして、近所の書店に別のソフトメーカーから出た「戦艦ポチョムキン」が500円で売られていたのです。私は淀川長治さんの解説を500円払って買ったのでしょうか?
コメント
06月16日
11:57
1: がとん (餓豚)
さよなら、さよなら、の人?
06月16日
12:08
2: U96
>がとん(餓豚)さん
はい。「さよなら、さよなら」の方です。同性愛者で晩年はホテル住まいだったようです。神戸にゆかりのある方なので、それなりに思い入れはあります。
この方は映画がつまらないときは、俳優の話をします。TV用につくられた作品だった場合は「こんな巨大なイカが出たら怖いですね。あなたイカですよ!」と言っておりました。
06月16日
16:03
3: 龍の耳
淀川長治の『私の映画の部屋』TBSラジオを月曜日に聞いていた記憶があります
06月16日
16:11
4: U96
>龍の耳さん
淀川長治さんは講演会では駄目な映画をボロクソにけなしていたと聞きます。この番組はそういうのではなかったようですね。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q...
06月16日
22:41
5: がとん (餓豚)
>同性愛者で
( ゚д゚)
_(__つ/ ̄ ̄ ̄/_
\/ /
( ゚д゚ )
_(__つ/ ̄ ̄ ̄/_
\/ /
06月16日
22:46
6: U96
>がとん(餓豚)さん
はい。そのとおりで、他意はありません。
06月16日
23:37
7: ヤスト
日本で映画を語れる数少ない御仁でしたね。
淀川さんと水野さんの跡に続く
映画を語れる人が居ないのが
寂しい限りです。
浜村さんがいますが、あの人は個人的には
大好きなのですが、あの方の良さを理解するのは
今のご時世では難しいでしょうからね。
06月17日
07:13
8: U96
>ヤストさん
淀川さんは映画の黎明期を知っている貴重な方でしたね。私も浜村さんは大好きですが、関西でしか活躍できないのが残念です。
06月17日
12:30
9: 鉄砲蔵
ポチョムキンはプロパガンダであることを了解した上で観て、社会主義の歴史を知った上で観て楽しむ映画でしょう。
その上でなら歴史的に価値ある名作でしょう。
06月17日
17:21
10: U96
>鉄砲蔵さん
「戦艦ポチョムキン」は映画の教科書的古典だと捉えております。それも前衛的芸術と思っております。
ありがとうございます。
06月18日
14:19
11: ディジー@「本好きの下剋上」応援中
今は中々 淀川さんや水野さんのような強烈な個性のある評論家さんが出てきませんね。
(*゚0゚)ハッ
U96さんが後を継げば良いのでは!?
06月18日
18:00
12: U96
>ディジーさん
そういえば、荻昌宏さんも今は亡い映画解説者不毛の時代なのですね。
私にはそんな大それた事は無理かと思います。
06月21日
20:45
13: 龍の耳
コメンテーターは、評論家じゃないしー。
テレビは宣伝ばかりや~
06月21日
22:06
14: U96
>龍の耳さん
そうですね。
信じられるのは自分自身だけかもしれません。