機動打撃部隊こそ、機動打撃によって、敵攻撃部隊を撃破することを任務とする部隊であり、機動防御において防御部隊の主力をなすものです。
機動打撃部隊は、機動防御における主要戦闘手段である、機動打撃を行なう部隊なわけですね。したがってその編成は、努めて機甲戦闘力、対戦車火力、機動力を大にすることが必要です。そして、部隊の運用上、特に留意しなければならないことがあります。それはこの機動打撃部隊を、機動打撃以外の任務、例えば、守備隊の増強や、間隙の閉塞などに使用することを極力さけ、状況やむをえない場合に限定する、ということです。また、機動打撃部隊の分派もやむをえない、というような場合に際しても、その努力は最小限に限定する、ということに留意しなければなりません。機動防御においては、機動打撃に成功しなくては、防御の目的は達成されないのです。何より、機動打撃を開始する場合にあたっても、その時点で、できる限り警戒部隊などから勢力を抽出し、機動打撃部隊を増強する努力が必要とされています。そして戦闘においては、拠点など他の部隊との連係を図り、また地形を有利に利用することなどに留意して、相対戦闘力の優越を図ることに、努めなければなりません。
(つづく)
コメント
03月27日
07:40
1: 退会済ユーザー
空母が主力の艦隊を「機動部隊」って
云うじゃないですか~~
「機動打撃部隊」って単語を見て
空母の甲板にいろんな棒きれを持った乗組員の大群が
敵艦にラム戦法仕掛けて
「おりゃあ~~~!」って
カチコミ掛ける図を想像してしまった・・・
03月27日
09:58
2: あおねこ
時と状況で
作戦は変化する
いかに損耗を止めて有効な打撃を与えるかというところでしょうか?
03月27日
10:11
3: U96
>倶利伽羅いちろうさん
空母はフラットトップと言いまして、上部構造物がないので、その分、軽いのですね。そのため、速力が早いのです。ガレー船時代のラム戦法は当たれば、非常に有効でした。
03月27日
10:15
4: U96
>あおねこさん
そんなところです。
加えるならば、戦力は集中して運用しないと有効な戦果が得られないということでしょうかね。