おたくMk2

この構造、世界初の実用ヘリコプター、フォッケウルフFw-61以来の伝統的ローター配置なんですよね。
アメリカのCH-47みたいなタンデムローターだと、機体の大型化に伴って全長が長くなる宿命（揚力を稼ぐ為にローター長が大きくなる）にありますが、これだと胴体幅が太くなり、全長をそれほど長くしないで済む利点があったりします。
ティルトローター機であるV-22オスプレイは構造上、このサイドバイサイドのローター配置になりましたが……。

ロシアは二重反転ローターにこだわるカモフとか、ヘリに関しては変わったものがあって面白いんですよ(^^;

＞咲村珠樹さん
カモフは確か日本で個人が所蔵していましたね…

カモフKa-26ですね。日本に４機導入されたそうです。
そのうちU96さんが言及された個人（坪井一郎さん）所有だった機体（JA7990）は、現在成田空港近くの航空科学博物館に展示されています（写真）。
朝日航洋で使用されたもの（JA7993）は農薬散布に使われたそうです。現在は抹消登録後、ミリタリー関係では有名な中田商店が引き取り、保存しています（非公開）。
その他２機（JA7991、JA7992）は事故に遭い、抹消されています。
JA7992は台風により横転大破したそうで、機体自体は河口湖自動車博物館に転がっているとか。

1989年の『機動警察パトレイバー 劇場版』の冒頭では、東京湾に浮かぶ洋上プラットホーム「方舟」に向かう篠原重工の社用ヘリとして、カモフっぽい二重反転ローターの機体が登場しています。

＞咲村珠樹さん
こんな機だったのですか？存知ませんでした…ありがとうございました！

…ミルMi-8ヒップも日本に２台ありますね♪